建設キャリアアップシステム=CCUSとは、技能者の保有資格・社会保険加入状況や現場の就業履歴などを業界横断的に登録・蓄積して活用する仕組みです。
技能者の能力・経験等に応じた適正な処遇改善につなげたり、技能者を雇用し育成する企業が伸びていける業界環境をつくることを目的としており、若い世代が安心して働き続けられる建設業界を目指すとされています。
CCUSには、一人ひとりの技能者の情報が蓄積されていくことになり、蓄積する情報を活用して技能者が能力や経験に応じた処遇を受けられる環境を整備し、技能者を雇用する専門工事業者の施工能力の見える化を進める枠組みをつくることが、将来にわたって建設業の担い手を確保するための重要な課題になっていくと言われています。
事業者は技能者の就業状況等を容易に確認できるほか入退場にICカードを使うことにより、現場の入場管理等の効率化が図れ、技能者は自分の資格や就業履歴を証明できるため、働く現場にかかわらず適正な評価と処遇が受けられるように。
①事業者登録・技能者登録の申請手続
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②登録料のお支払い
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③カード発行(約1か月)
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④現場や施工体制の登録
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⑤就業履歴の蓄積
就業履歴の見える化を行い、技能レベルのステップアップや処遇に向けた環境の整備も可能に!
事業者登録では、所属事業者の住所や社会保険・建退共の加入状況などを入力。
技能者登録では、簡略型と詳細型で入力する内容は変わってきます。
<簡略型の場合>
所属事業者ID、所属事業者名、職種など
<詳細型の場合>
簡略型の情報に加えて、保有資格や研修受講履歴、健康診断受診歴など
申請内容に不備がなく、登録料を遅滞なくお支払いすれば、通常約3週間で技能者IDが発行され、その後1週間程度でお手元にカードが届きます。
事業者登録料・・・有効期限は登録完了後5年後の月末となります。
更新申請の手続きは有効期限の半年前から可能となり、手続き開始可能となった時点で登録責任者様宛にメールにて通知がきます。
更新は、所定の方法で、登録内容の変更の有無にかかわらず申請いたします。
その後、法人・個人区分や資本金規模に応じた事業者登録料(一人親方は0円)を支払ったのちに完了し、新たな有効期限が設定されます。
技能者登録料・・・有効期限は10年(カード発行9年経過後最初の誕生日)となります。
技能者登録完了後、本人確認書類や資格の確認書類等の有効期限が切れた場の連絡はありません。技能者情報に変更があった場合は変更申請で情報の更新を随時行っていただく必要がございます。
管理者ID利用料金・・・有効期限は1年間となります。
事業者登録に併せて発行される最初の事業者責任者IDは、事業者登録を抹消しない限り自動的に更新(継続)されます。(最初の事業者責任者ID以外の管理者IDについては、有効期限の2か月前よりIDごとに更新の意思確認を実施されています)
事業者登録については、技能者登録1名分を含んでおり、それ以外については別途請求させていただきます。下表をご確認ください。