営農を継続しながら農地に太陽光発電設備を設置することを、「ソーラーシェアリング」と呼びます。農地法の4条許可申請なのですが、3年ごとに一時転用の許可を受ける必要あり、なかなか手間のかかる作業です。
普通の農地転用とは異なり、農業委員会に提出する資料が膨大です。
書類作成上、「遮光率」を計算する必要があります。
遮光率とは文字通り、「光を遮る割合」です。
太陽光パネルを設置しますので、当然、その下部は日陰になります。日陰は、その下部で育てる農作物に影響を及ぼします。収穫量であったり、農作物の品質であったり。
一般的には日陰よりも太陽に燦々と当たったほうがよく育つといわれています。従って、ある一定以上の日陰が生じる場合は、ソーラーシェアリングを行う上で好ましくないと言われています。
ソーラーシェアリングを提唱した方によると、その一定以上の率とは、32%です。
遮光率の出し方はいろいろあり、役所によってどの計算方法を採用するかはまちまちのようです。
・営農型発電設備下部の面積と、ソーラーパネルの全面積の割合
・NEDOの日照量データを用いる方法
今、私が難儀しているのは、設備下部に生じる陰の面積の求め方です。まさかこの年齢になって、「sin」「cos」を用いるとは思いませんでした…。
コメントをお書きください