今年の1月から大阪府内の医療法人の解散の手続きを行っていました。
上図は、その業務の受任に当たり、依頼者に説明するために私が作成したものです。スケジュールと必要な手続きを図示したものです。若干遅れましたが、ほぼこのスケジュール通り進みました。先日、ようやく大阪府に清算結了届を提出したところです。
やはり年に2回しか医療審議会が開催されないことがネックになっています。
先日、兵庫県内の医療法人からも解散にかかる手続について問い合わせがありました。
医療審議会の開催時期が大阪府と異なるかもしれないと思ったので、兵庫県の担当部署に電話で確認したところ、仮申請は毎年5月末と9月末に受け付けているそうです。
ということは先日、締め切ったところなので、次の締め切りは5月末となります。大分先の話になるな、と思いました。
兵庫県の場合、解散の手続きをする前に、理事長と一緒に本庁へ行って、一度ヒアリングを経る必要があるとのことです。さらに医療法人の後継を探す努力を最低でも半年以上する必要があるため、今から解散に向けて動いておけば、余裕を持って解散の認可申請をすることができます。
詳しく聞いたわけではないので、まだ必要な手続きがあるかもしれません。医療法人制度は、地域医療の永続性の確保を目的の一つとしているため、解散するためにも、様々な要件をクリアする必要があります。